絵本というよりマンガかな。
いけちゃんって何者?
読んでいくうちに、そんなことはどうでも良くなって、笑って泣いて話は進んでいきます。でもやっぱりいけちゃんって何者?と思うようになって最後に正体がわかるのだけど、とっても切ないです。
子どものころの、辛かった出来事を色々思い出しながら読みました。あの時、私は誰かにこんなふうに言ってほしかったなぁ…と思う言葉がたくさん出てきます。いけちゃんが主人公のぼくにかけている言葉が読む側にも響いて、知らず知らずのうちに涙が溢れてきました。
辛いことがあったときに読むと、きっと欲しい言葉に出会えるような気がします。大切な一冊です。