この絵本を読んだとき・・子どもって大人の視線では見えないものを見て見えないことを感じているんだなーととても心が癒やされる思いがしました。
みずたまりのなかに別の世界がある・・なんて大人ならきっとそんな風に映らないはず。
この絵本の中のゆうちゃんはきっとまだ4、5歳の女の子なのでしょうが「じめんにできたまどみたい」だとか「むこうのそらはうみみたい」なんていう詩人のような感性を持っていたら素敵だなーと思います。
作者の加藤さんの子どもの頃の実体験をもとに絵本にされたようですが純粋な心を言葉にして表現された作者もとても澄んだ心を持った方なのでしょう。
子どもにはまだ向こうの世界という表現が理解できないところがありましたが大人の私はこの絵本で癒やしを感じました。
立ち止まって水溜りを見つめる時間と余裕・・正直ありませんでした。
子ども心を少し理解できたような気がします。