『はくぶつかんのよる』などのイサベル・シムレールさんの作品ということでセレクト。
表紙絵で、何やらハプニングの予感です。
オープニングで、てんとうむしの一生を俯瞰させ、さあ、旅のスタート。
躍動感のあるデッサンが魅力的です。
産卵のため、緑の世界へ。
体色の赤色が映えます。
ところが降り立ったところは、どこもかしこも擬態の生き物たちがうじゃうじゃ、なのですね。
的確なデッサンで、リアルな擬態の世界が次々に登場します。
しかも、それぞれの個性も炸裂で愉快です。
万事休すの着地に一安心。
巻末には詳しい解説も完備。
しっかりと学べます。