『じゃない!』『やっぱり じゃない!』のチョーヒカルさんが、
原点のボディペイントにフォーカスした作品。
いろいろな物にペイントし、その変身の意外性がメインだった今までの作品に対し、
ボディペイントに特化し、その面白さを伝えようとした試みです。
まずは、素材となるボディを提示し、表題の「なにになれちゃう?」という問いかけで、
読者の想像力を引き出します。
もちろん、作品は一案ですが、そのクオリティにうなります。
さらには、こう来たか!という、発想のヒントにも。
巻末には、制作舞台裏が紹介されてあり、
子どもたちも参加していることもわかります。
自分の色々な体のパーツをかっこよく、楽しく思ってもらえるように、という
作者のメッセージには、
ボディペイントの可能性を感じました。