同作者の「とさかでごはん」と、同じようなコンセプトで作られています。
要するに、前の頁の最後のニ文字から、次の頁の文が始まる。という形です。
例えば
『さんさんと おひさま てりつける やねに おりたち』(前頁)
『たいまち おおぜいの ひとたちから はくしゅかっさいの あめあらし』(次頁)
といった感じです。
正直、題名と、この本の内容にどんな繋がりがあったんだか、今イチ読みとれませんでした。
どちらかというと、言葉あそび絵本的な分野なので、題名との関連性は深く考えない方がいいのかもしれません。
舞台(背景)も、イスラム世界的であったと思えば、中国大陸的なおもてなしが出てきたり、北欧のような丘に、中南米で見るような木が立っていたり、もうスズキコージさんの独特の世界観がたっぷり楽しめます。
こういう絵本は、文章が簡単なので、小さいお子さんに読んであげたい!と、思う方もいるかもしれませんが、
あまり小さいお子さんに読んであげても、理解不能状態になってしまいうことが多々ありますので(失敗の経験しました〜)、
ダジャレや、言葉あそびが楽しめる小学校2年生以上6年生くらいの読み語りなどで紹介するのがいいかと思います。