まゆげが太くて、今時の子供というより昭和を感じさせる風貌のコッコさん。彼女が手持ちのおもちゃを使ってお店を始めます。
おかしやさん、くだものやさん、いずれもお客さん(家族)は誰も買いに来てくれず、最後にコッコさんはカレー屋さんを始めます。それでもお客さんが来てくれないので、コッコさんは出前を始めます。
売るものを変えたり、売り方を変えたりと、小さいのになかなかビジネスセンスがあるコッコさん。その健気な工夫が子娘にも伝わるのか、何度も読み聞かせをせがまれる一冊です。
コッコさんのような柔軟性を、娘も身に付けてくれたら嬉しいです。