この絵本は、元・札響コンマスの大平まゆみさんがお話を書き、北海道在住の絵本作家ひだのさんが絵を担当しています。ひだのさんの描く動物は、とても優しい顔をしているんです。
この絵本にもたくさんの動物が登場します。そして、歌も登場するので、読み聞かせにはちょっと度胸がいるかもしれないです。ただ、歌が出てくる絵本って子どもたちは好きですよね。
舞台は動物園。ある日、戦争による影響で、遠い国からきりんがやってくることになりました。でも、きりんが主人公の歌ってなんだろう……
タイトルにある「きりんのうた」は楽譜と、スマホ等で読み込むコードからどんな曲か分かるようになっていて、とても親切。途中に出てくる歌も、誰でも知っている歌ばかり。
願いが込められた絵本だな、と感じました。