タイトルに惹かれて読みました。
泣き虫な男の子の前に、本当の泣き虫という虫が現れる話です。
泣き虫(虫の方)は涙を集めていて、ビンゴカードを持っていて涙を集めビンゴさせて立派な羽をもらうことを夢見ています。
このビンゴカードの設定が、なかなか斬新で面白いと思いました。
泣き虫ではなくなるお話なのですが、作中では別に泣くことを否定しておらず優しい物語だと感じました。
児童書の割に、主人公のおねえちゃんが人にされている事が少々ひどかったり、主人公のガールフレンドが自転車に乗れなくなった理由が少し重かったりした記憶があります。
特にラストシーンが良く、さわやかな気持ちで読み進められました。
友情ものが好きな方にも良いと思います。