パパと エティの さんぽみち、と副題。
『ETTY DARWIN AND THE FOUR PEBBLE PROBLEM』が原題。
4つの小石問題、を、さんぽみち、とした意訳が素敵です。
進化論で有名な科学者、ダーウィンとその娘のエピソード。
なるほど、サンドウォークと名付けた散歩道で思索するのが日課だったのですね。
もちろん、娘のエティが同行。
4つの小石が、何周するかの目印なんて、グッドアイデア。
注目は、エティの質問内容とパパの回答。
妖精がいるかどうか、なんて、難問ですね。
科学者らしいパパの言葉もさることながら、
娘なりの回答をしっかりと受け止める姿が、とても素敵。
実話が基になっていますが、もちろん、詳細の会話は創作。
でも、妖精の落書きは残っているようですし、
きっとそれに近い会話だったことでしょう。
子どもの視点、偏見のない心の目で見ることの大切さが伝わってきました。