以前から読みたいと思っていたので図書館で借りてきました。
マーヴィンは自分の正当性を通したことからいつの間にか、いじめられる対象になってしまいました。
相手が悪い、そんな複雑な思いを感じながらも次第に先生までもが偏見のまなざしでマーヴィンを見ます。
このあたりから私の中では、言いようのない怒りが吹き上げてきました。
「いじめ」は100%いじめるほうが悪い、鼻をほじることが「いじめ」の理由になんか絶対にならない!
孤独に突っ伏したマーヴィンを救ったのはすばらしい家族でした。
後半は気持ちがいいほど、劇的に環境が変わっていきます。
物語だからかもしれませんが、読んでいても痛快でした。
その中でも心に残った文章は
「ふつうの子供たちは、一人のときはいじわるをしない。いじわるをするのは、集団になったときだけ」
「・・・私たちは同じ人間ですもの・・・」
の二つです。
「いじめ」をなくすための多くのヒントが含まれていると感じます。