おなかをすかせていたちょっとコワモテのウツボ。
ひょんなことから1000匹の子供の「おとう」、お父さんになってしまいます。
ウツボの見た目の怖さと、子供たちに戸惑う姿のギャップが何とも面白く、ほのぼのとした気持ちになります。
1000匹の子供たちはおとうのことが大好きなので、心配もするし応援もする。
その素直でけなげな姿に心を動かされるのは、もちろん読んでいる私たちだけではありません。
ウツボ自身にもだんだん心に変化が。
次第に父性愛が芽生えてきたんでしょうかね。
しみじみとした気持ちで最後のページ。
フッと笑ってしまう面白さが待ってます。
ウツボって、本物も結構怖いですけど、今度見たらちょっと印象変わっているかもしれません。
2歳の娘はもちろんまだウツボは分からない様子。
「ヘビみたいねぇ」と言っていました。
1000匹の魚たちには「さかないっぱーい」
次々出てくる知っている海の生き物に、喜んでいるようでした。
この絵本の本当の面白さが分かるのは、もうちょっと先。
また改めて読み聞かせしたいと思いました。