最近出版された市川里美さん(絵本作家)の絵本を何点か続けて読む機会があり、他にどんな作品を描いていられるのか、気になって、図書館で探してきました。
実は、すごく若い作家さんだと思っていたのですが、この作品は1986年に出版されています。
結構昔から活動されている方だったんですね〜。
この絵本は原作は海外の方で、絵だけを市川さんが描かれていますが、市川さんの画風が、あまりに西洋風なので、これはただの翻訳本ではないかと錯覚してしまいそうです。
お話はダメダメだったじゃんという子どもが、大人になって、当時ありえなかったような素晴らしい車を設計したことで、一躍有名になった。というもので、このジャン少年のくだりは実話だそうです。
絵本にしては少々長めで、今風の感じではありませんが、自動車が好きな子や、親や周りの大人たちに「ダメ、ダメ」といわれているお子さんには、親近感のわく、興味深い作品だと思います。