課題図書に選定されていたので、この本に出会えました。
子供たちは、同じ地球上で起きている事とは思えないだろうなあと思いながら読みました。いや、大人だって世界で起きていることをニュースで知っているだけで、大差ないかもしれません。
難民キャンプで不安な毎日を過ごしている二人の少女 リナとフェローザ。もう二年も靴を履いていない二人が一足のサンダルを片方ずつ見つけたことから出会い、そのサンダルが友情の証となります。
二人が別れる時もそれぞれ片方ずつ持っていようと決めます。履き物としてのサンダル以上の意味をこのサンダルは持っているのですね。
ひとりでも多くの人にこの絵本を読んでもらい、今の自分たちがどれだけ恵まれているか、そして同じ人間として、世界で起きていることに目をつぶっていてはいけないと強く思いました。子供たちにも何か感じてもらい、考えてもらいたいと思いました。