このお話の中で、ムーミンはスナフキンに「欲しいものはないの?」と聞きます。
それに対して、スナフキンが答えます。
「欲しいと思ったら僕ならまず、それをとにかくじっと見るね。そして、それを大切に頭の中にしまうんだ。そうすれば、そいつはなくなったりもしないし、壊れたりもしない。持ちすぎて重くなることもない。色がなくなることもない。」
自由な旅人のスナフキンらしい答えで、とってもすてきです。
この話の中では、ムーミンは海の色をよーく見たり、移り変わる夕焼けをじっと見て、心に焼き付けます。
私自身、物欲に負けて色々集めたり、物でいっぱいの部屋にイライラしてしまうこともあり、こんな考え方のスナフキンがうらやましく思いました。