そうかなそうかなと思っていたら訳者の後書きで、はっきりしました。
この物語は『アーサー王の伝説』のアーサー王が主人公のモデルで、物語のあちこちに散りばめられたエピソードや舞台は、歴史的に有名な場所や、過去の有名な物語がベースになっているようです!!
ストーリーは個性的で読者をぐいぐい引っ張っていく面白さとスピード感があります。
キャラクターや背景の説明は程よくひきつけられる内容で、読み手(少なくとも私)はいつの間にかアーサーやリーフ(主人公の人間の友だち)と一緒に厳しい戦いや冒険の旅に繰り出しているのです。
これまでの1〜3巻はとりあえず、1つの山場が去り、ある意味ホッとする結末で、アーサーは自分の世界に戻れるシーンで終わっていましたが、この4巻ではそうはいきませんでした。
アーサーそっくりの偽物が、伝染病の金をまき散らしながら第二世界(私たちが普段考える地球のある世界)にいるため、もん人が同じ世界に帰ってしまうと、世界を壊してしまうからです。
いわゆる、「ドッペルガー現象」というやつでしょうか?
そこでリーフ1人が地球へ帰り、アーサーの偽物をやっつける任務を仰せつかったのですが…。って、とこで終わってるんですよ〜!!
そんな、続きが気になるじゃないですか!!
とにかくそういう訳で、ファンタジーですが主人公のアーサーがとても家族愛があり、友情深く義理堅い心の強い男の子なので、彼の人柄に惹かれつつ、物語の世界にハマっていってしまいます。
小学校の高学年くらいから読めると思いますが、世界的な歴史にかかわることや、いろいろな物語がベースに散りばめられているので、
いろいろな経験を積み、歴史もある程度習っている中学生、高校生くらいの方が楽しく世界を創造できると思います。