『A Sick for Amos McGee』が原題。
初老のおじさん、エイモスさんの日々を描いた作品。
5時起きで、毎日規則正しい生活をしているようですね。
動物園での仕事の合間に、お友だち(!)の動物たちと相手をすることも
日課のようです。
それぞれの動物の特性に合わせた相手の仕方がなんともほっこりさせられます。
ところがある日、エイモスさんが風邪をひいてしまったから大変。
気になって仕方がない動物たちはエイモスさんのお見舞いにやってくるのですね。
いつもみんながエイモスさんにしてもらっていることを、さりげなく。
いつもの日課は、やや逆回しの様相ですが、何て心温まる光景でしょう。
エイモスさんの人柄が伺えるラストです。
木版画の手法を使った絵は、エイモスさんの人柄のように、淡く繊細で、
物語にぴったり寄り添っていて見事です。