ちょっと独特なファッションセンスをもった一家の持ち物を紹介してある絵本です。
この家族の趣味って、はっきり言って趣味悪い〜(失礼)、って思っちゃうんですが、せっかく娘が「是非に!」と選んできたので読んでみました。
見開きで『服』『コップ』『傘』…と、各々の持ち物を載せてあります。
例えば傘のページには『お父さんの折りたたみ傘』『私のこけしの付いた傘』…と単純に傘という道具1つとっても、少し詳しい修飾語がついていて、個人の趣味がにじみ出ます。
各人の好みはページを追う毎にはっきりとしてくるのですが、『おばさんのサングラス』や『おばあちゃんのアフリカの椅子』、『おとうとのギリシャのおもちゃ』なんかは到底私には理解しがたい形と色…けれど強烈な印象で、気になっていまいます。
そんな中毒的な空気は子どもにも伝わるのか、娘は「ももももずか、よむ!」と繰り返し持ってきて「これなぁに?」と聞いてきます。
怖い物見たさから始まったこの絵本、今や暗唱できるほどのお気に入りに仲間入りしました♪