毎日朝早く、赤いおんどりが、納屋の屋根にのぼってコケコッコー!と鳴きます。いつもはだれも答えませんが、ある日、だれかが「モー!」と言いました。そこから、おんどりが、モーっていったのがだれなのかをたずねていくという単純なお話です。次から次へと動物が出てきてやりとりをしますが、この絵本のおもしろいところは、ページが半分の大きさになっていたり1ページになっていたりするところです。子供たちも読んでもらう時に、ページをめくる瞬間をわくわくして見ています。そして、読みながら子供たちのつぶやきが聞こえてくるそんな絵本です。繰り返しの単純さが、楽しいんですよね。読んでみて下さい。