ページを開いた途端、コラージュ手法の繊細な挿絵に目を奪われます。
暗くて寒い冬の季節。おひさまが恋しいパン屋さんが、大きなおひさまパンを焼きました。金色で大きく膨らんだおひさまパン。パンの表情もすごく素敵。
おひさまへの気持ちが詰まったおひさまパンと、それを食べた動物たちが、本当のおひさまを呼び起こしたというお話です。
冬にもいいけれど、雨ばっかりの梅雨の時期にもぴったりでした。雨も好きだけど…おひさまが恋しくなりました^^
1ページ1ページ、絵に見入ってしまって、なかなか進めなくなってしまいます^^江國さんの訳もすごく味があって、美しいお話と美しい絵に華を添えてくれてますよ。
自然と笑顔になってしまう不思議な絵本。お気に入りの1冊になりそうです。