ニューヨークタイムズ 「2002年子供の絵本ベスト10」に入選した作品です。
イラストは「リサとガスパール」シリーズでも有名なゲオルグ・ハレンスレーベンです。
彼の温かい筆使いがなんともいえない味わいを出してくれています。
この絵本は、遊びたくって、遊びたくって、だから目をつむって眠ってしまいたくない。そんな子供心がとても現れています。
子どもって(我が家の下の子もそうですが)、眠たいのに、遊びたいほうが上まって、中々寝ようとしないですよね?
そんな時、この絵本の母さんトラのように声かけてあげたいですね。
トラのぼうやが「空やトリや木々が見えなくなるから眠りたくない」というと、母さんトラはいいます。
目をつむって眠ることで、「お月さまがだっこしてくれたり、トリのように空を飛んだりできるかもよ」
「そんで目をあけたら、ゆめはきえちゃうの?」
「そうよ」
「でも、かあさんはずうっとこうしててあげるから目をつむるのよ。おやすみなさい、ぼうや…」
う〜ん、いい!
私もこんなかあさんトラのように子供に接してあげたいです。