お気に入りのかさを絶対にささないおじさんの気持ち、すごく良く分かります。私が非常に共感した絵本です。
「宝の持ち腐れ」と言われようが使いたくないほど気に入っているものってあるんですよね。
私は子供のとき、シールとか鉛筆とか気に入っている文房具を使うことができず、ずっと未使用で持っていました。未使用の文具を見ると幸せな気持ちでいっぱいだったんです。
大人になるまで未使用で、今自分の子供にあげたりしてます。(ただの貧乏性のような)
でも、思い入れのあるものがあるって幸せなことだと思ってます。
子供は「何でおじさんかささなかったの?」
とイマイチ気持ちが理解できないようでした。
しかしながら、楽しいリズムの繰り返しで、この本を楽しめたようです。
おじさんは、かさをさすことの喜びを見つけることができてよかったと思いますが、私個人としては、おじさんが最後までかさをささなくても、これはこれでありかな?とも思いました。