うわあ、よく出来てるなあ!!
この絵本を開いた方は、みんなそんな風に声をあげるのではないでしょうか?
にたものランドへようこそ!
ちょっとみただけだと普通の風景なのに、
じっくりみてみると、あれれ?
そう、ここは魔法の国。
ふつうのものがふつうじゃなくなる。
さあ、よくみてごらん!
なにげない日常の風景をあらわした、ドールハウスが登場する絵本なのですが。
それが、一筋縄ではいかないんです。
方位磁石の車輪、プレッツェルの窓飾り、掃除機の髭剃り。
日常で使う、あらゆるものが、そこここにまぎれこんでいるのです。
楽しい!
探し物絵本ですが、この絵本にはノルマ?がありません。
「あれはどこ?」「違いは7つ!」とかいう質問がないですから。
(あると、どうしても気になっちゃう私たち)
しゃかりきにならなくても、いくつかはすぐさがせます。
ただ、アメリカの方が作られた絵本なので、使われている道具たちが、外国製、というわけで、
日本製の品物に慣れ親しんでいる私たちとしては、少し見つけるのに苦労するところもあるかもしれません。
でも、それもまた楽し。
いわゆる「にたもの」の数が多いので、見るたびに発見できる、読むものを飽きさせない本です。
長い休みに、親子で挑戦してみてはいかがでしょうか?
…しかし、この絵本の巻末に記された、「にたもの」の回答。
のきなみ100を超えているんですよねえ…
ここまで多いとは。気がつかなかったよおおお!!!