このお話は 語りでしてみたいと思っていました
この絵本は作者の絵もなかなか表情豊かですし、こおにが しっぽを木の下敷きで きこりの夫婦に助けてもらって「かんしゃ かんげき あめあられ」というところが 茶目っ気のある 表現でおもしろく思いました
きこりの夫婦は 働いても働いても 食べるものが十分でない暮らしだったのです
こおにを助けたお礼に 三つの願いを聞いてもらえることになったのです
ふらりの想像はふくらみます
もちろん大きな家がほしい お金が欲しいと思うのですよ
でもお腹がすいていたので 「とりあえず、おらは ばんめしに なべいっぱいの ソーセージがほしい」というにおです
これが一つめの願いとなるのです
おかみさんは おこって、「あんたばかじゃないの あんたの だんごっぱなに くっついたらいい」と言うのです
これが二つめの願いとなるのです
昔話のおもしろさ ナンセンスだけれど こういうものなんですね
欲張ったら いいことはおこらないよという 教えなんですね
おもしろいお話しです
ラストの絵、犬もソーセージもらって 満足そうなのが なんとも おもしろいです