読みながらケニアのことを思い出しました。
ケニアの人達ってサザンちゃんみたいに(たぶん)とおいみちを
ぽこぽこ てくてく ざわざわ てくてく 歩いて通勤したり
しているのですよねえ。サバンナに隣接したようなでこぼこ道を
たくさんの人が歩いているのに驚いた思い出があります。
密猟などで親を失った動物達(サイやゾウなど)を育てている施設
も観たので、サザンちゃんにお勉強を教えてもらっている動物達の
姿も、なんだか重なってしまいました。
娘は、教えてもらっている動物達が、変な言葉を発したり、楽しい
お歌を歌ったりするのがツボだったようで、「その部分を自分が読む!」
と言って、わざと大袈裟にふざけながら読んでいました。
サザンちゃんのように、教わったことを、まだ誰かに教えると
力がつきますよね。いいなあって思ったのですが、それ以上に
素敵だなあと思ったのが「みなさんもサザンちゃんのように
べんきょうをおしえてみませんか」ではなく「みなさんもべんきょうを
サザンちゃんにおしえてもらいませんか」と書いてあったこと。
教育的な言い方ではなくって、かこさんらしい、優しい提案
だなあってうれしくなってしまいました。