暖冬の影響で、こちら雪国上越でもほとんど降らず、黒々とした地面が見えていて、毎年校庭で行われてるスキー授業がまったくできない状態です(涙)。
毎朝、窓の外を見てはがっかりしてる次女に、せめて気分だけでもと、雪の絵本を読んでます。
雪が積もり、大喜びのみきおくん。
お友達と雪遊びをしようと出かけますが、「ちびなんか、あっちへいけ」と相手にしてもらえません。
仕方なく、ひとりで作った、かいじゅう=ゆきごん!
やっと完成!遊ぼうと思ったら・・・???
みきおくんとゆきごんの気持ちが、とてもていねいに描写された文章に惹き込まれます。
雪はいつかとけるもの!
わかっていても、せつない結末に胸を締め付けられます。(ちょっと「スノーマン」みたいですね。)
ちょっぴりせつないストーリーにぴったりの、いわさきちひろさんの、静かで優しいセピア調の絵が素敵です。
私が子どもの頃からある、とても古い絵本ですが、現代っ子の心にもちゃんと響く、息の長い絵本だと思います。
降りすぎても困るけど、子どもたちが雪遊びできるくらいの雪は積もってほしいなあ。