評判の高いこの一冊ですが、私は少し複雑なきもちにさせられました。
父と子の絆の深さ。通い合う心。
そういったものが描かれていて、それだけに「離れて暮らさねばならない状況」のむごさがつらくて。
それはまた別の大人の事情なのかもしれませんが、
ティムには関係の無い話。
最初と最後に、「父と母が顔をあわさないために?」ホームに一人残されるティムのぽつんとした姿の寂しそうなこと。
(何より危ないのでは?)
それは大人のエゴではないかなぁ・・・と。
四六時中いっしょに居ると、こんなふうに我が子と楽しいだけの時間ではありませんが、叱ったり楽しんだり・・・うんざりしたり・・
それが本当の親子じゃないか?・・・と、あくまでも個人的な考えですが、そう思うのです。
我が息子も「さみしいお話だね・・・」とポツリ。