どいかやさんの作品ということでセレクト。
何とも味わい深い題名です。
絵本というよりは、いくつかのねこの詩とイラストとのコラボレーションといった感じです。
色鉛筆画でしょうか。
独特のタッチが、ねこのイメージにぴったり。
その詩も、とてもキュート。
洗練された言葉が心地いいです。
「だっこしてよ」は心がほっこりしますし、「ねこだな」は発想に拍手。
巻末にはこの作品の主目的がうかがえます。
間伐材紙という用紙が使われているとのこと。
なるほど、この材質感ならではの味わいのある作品なんですね。
子どもというより、どちらかというと、ねこの好きでおしゃれな少女や女性たちが
部屋に飾りたくなる作品でしょうね。