大男ボルスは、大男だから見かけを怖がる村人たちですが、一人の女の子だけは、ボルスの優しさに気がついてボルスと一緒に時間を過ごします。ボルスは、自分に石を投げたり、棒切れを投げたりした村人たちに、自分の命よりも村人たちを守って大きくて立派なトドマツとなって、「みんなの一日は、いい一日だったかな・・・・・ あしたも、いい一日になるといいな・・・・・・」優しいボルスです。亡くなる前には、ボルスには、悪いことをしたと思ってもらえたし、薪の番をしてもらってボルスの命を守ろうとしてくれたことがせめての慰めだと思いました。見掛けで判断しないようにしたいと思いました。木版画の優しさがとても慰めになりました。