「ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ」「かしこいさかなはかんがえた」で知られるクリス・ウォーメルの2011年の新作。
主人公は、何とぬいぐるみのクマ。
散歩していて、森にやってきたところから物語は始まります。
その森から聞こえてきたのは、6匹のネズミの助けを呼ぶ声。
迷子になった6匹のネズミは、クマにふくろう、キツネ、ヘビに食べられちゃうと言うのです。
それからは、クマの知恵の見せ所。
クマは、ふくろう、キツネ、ヘビを巧みに騙すのですが、その文句が何とも言えません。
それにしても、ふくろう、キツネ、ヘビの写実的な絵は、クマの絵との対比が絶妙。
最後のシーンでの3匹の絵には、圧倒されるお子さんもいるのではないでしょうか?
一寸昔話っぽいストーリーは、懐かしい感じもあって、かなり楽しめるもの。
大判の絵で、読み聞かせにピッタリの作品としてオススメです。