若いころは、
他人に自分の考えを知って欲しくて、
一生懸命言葉を選んで並べたものでした。
今は、
相手の考えを知りたくて、聞かせて欲しくて、
一生懸命頷きながら耳を傾けます。
様々な考えを受け入れるために、
頭や心を常に柔らかく開いておきたいです。
難しいことを、
易しく変換できる人間になりたいです。
そんなことを常日頃思う私に、
この絵本のシリーズほど、
ぴったりなツールはありません。
学校で習う道徳にも、こんな教科書が欲しいですね。
子どもたちが、
みんなと考えの違う誰かを攻めなくてもよいように。
他人と考えの違う自分を、責めなくてもよいように。