2011年に出版された絵本が、水俣病患者、支援者の指摘で加筆修正されて、2018年に地湧社から改訂復刻された絵本です。
私自身は水俣病も訴訟についても、同時代的に知ってはいますが、平成生まれの子どもたちにはどれだけ知られているのでしょうか。
新しい年号の未来人には、どのように継承されていくのでしょうか。
この絵本の書かれた意味と、改訂復刻された意味は、水俣を過去に追いやってはいけないという強い思いに基づいていると思います。
人の犯した過ちとおごりは、水俣に限らないことを忘れてはいけないし、社会を直視できる子どもたちに未来を託したいと感じました。