ゆきのひ」 ぽこさんママさんの声

ゆきのひ 原作:くすのき しげのり
文・絵:いもと ようこ
出版社:佼成出版社 佼成出版社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2012年01月
ISBN:9784333025268
評価スコア 4.63
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みんなの声 総数 63
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  • みんなやさしいなあ

    うちの娘は、年中さんから幼稚園に入りました。
    かなり大きくなってからの入園だったので、「幼稚園」というものに、
    いろんな夢や希望や理想像を抱いていたようで・・それが、入園して
    みれば、自分が思い描いていたものとは全く違い、ショックを受けて
    いたようです。
    ひとりっこなため、まわりの大人はみんな自分に優しくして
    くれていて、自分と同じくらいの子ども達がどんな風なのか、という
    ことがわからなかった、というのも理想と現実の落差を感じる
    原因となったのだろうなあとも思います。
    お友達は乱暴だったり、いばっていたり、(大人だったらとうてい
    言わないような)理不尽なことを言ったり。
    みーんないつでも仲良く楽しく、なんてことはないのですよね。
    小さい子どもだったらなおさらそれぞれの自我がばーんと
    でちゃうもの。当たり前なことだけど。

    この絵本を読んでいて、そんな入園当時の娘のうちひしがれたような
    様子を思い出しました。娘の理想みたいだなあって思ったからです。
    動物さん達、みんなとってもやさしいから。
    ちょっとおおげさすぎるりすくんに対して「よかった!」とにっこり
    笑うみんな。りすくんにゆきのたまをあててしまったきつねくんに
    対して、「いーけないんだーいけないんだー」などと責めることも
    せず、きつねくんがみつかってほっとしている様子のみんな。
    きつねくんもどこかへきえていって、どうするのかなあ?逃げちゃった
    のかなあ?と心配になったのですが、りすくんのゆきだるまを
    作っていたなんて!
    りすくんときつねくんもおたがいすぐにあやまります。
    最後にみんなで作ったゆきだるまはほんわかかわいらしくて、
    みんなの優しい気持ちまで表れているなあって思いました。
    絵本の中の物語は理想かもしれないけれど、そうしてその理想を
    抱いて幼稚園や保育園に通うとショックを受けることも多い
    かもしれないけれど、でも、「こういうのっていいよね」
    「こんな風にお友達となかよく遊びたいよね」という気持ちに
    ちびっこみんながなったらいいなあって思います。

    投稿日:2013/02/05

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