原作は「根の子ども」という意味らしい。東北地方の方言の「ぼっこ」をあてたとあとがきにはあるけれど、「ねっこぼっこ」とは、子どもらしいかわいい響きだなと思う。
根の子ども、こういった発想は、あまり日本的ではないものを感じるけれど、これは、妖精なのかな?
根っこの子だけに、茶色で地味な子どもたちが、春が来るととたんに色とりどりになり、外へ外へと出かけていく。
春が訪れることの喜び、四季の移ろいや、自然の美しさがあふれた絵本。
四季の移ろいなんて感じることが少なくなっているだけに、ちょっとこんな絵本を楽しむのもいいかな。