グリムの再話にくらべて、登場する人や鳥の心情が詳しく書かれています。
しかし、経験の浅い子どもにはかえって理解が難しくなるのではと思います。
昔話は心情などの描写を極力なくし、お話の筋を追っていくだけで、
子どもたちはそこから自分の解釈で想像していきます。
大人が残酷だと思うことも、子どもはさらりと受け流せるのです。
主人公に自分をダブらせて、自分が困難を乗り越えた気持ちになるのです。
心理描写が多いと、自分をダブらせることが出来なくなる子もいます。
その子にあった再話を選んであげてほしいです。