「ひみつをおしえてほしいひとは、このとを三度たたくこと」
ロージーは家の玄関の戸にこんな札を下げます。
読んでいるこちらも、思わず戸を叩きたくなりますね。
友だちに興味を持たせる技を知っているロージーです。
どんなひみつだったのかは、読んでからのおたのしみです。
それからロージーはまた玄関に札を下げます。
「わたしをさがしてもたぶんみつからないでしょう。へんそうしていますから」
変装するから探してではなく、こんなことを書かれたら、探したくなりますね。
ロージーは自分の世界をしっかりと持っていて、周りの人たちを巻き込んで楽しく過ごしています。
こんな豊かな子どもらしさを、今の子どもたちにも持って欲しいです。