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絵本紹介

2022.05.19

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「動かない鳥」のハシビロコウが動くのは、どんなとき? 『うごきません。』<ブランニュープラチナブック>

次のページが気になって仕方がない!

  • うごきません。

    みどころ

    動かない鳥で有名なハシビロコウですが、大塚健太さんと柴田ケイコさんのコンビによる、人気のユーモア絵本があるのです。

    いつもじーっとしているハシビロコウ。友だちのカバが「やあ」と挨拶したり、ヘビがにょろにょろやってきたり、ゾウの鼻がへんてこになっちゃったり!? いろんなことが起こっても、ずーっと同じ姿勢で「うごきません」。

    ハシビロコウの動かないシーンがユーモアたっぷりに描かれます。あのナマケモノの、あり得ないほど軽やかな姿に笑っちゃいますが、やっぱりハシビロコウは驚かないのかな? 一体いつ動くのでしょうか……。

    子どもは次のページが気になって仕方ないはず。待って待って、とうとう……「うごいた!」その瞬間を楽しみに読んでくださいね。

    『パンどろぼう』(KADOKAWA)や『おいしそうなしろくま』(PHP研究所)で数々の賞を受賞し、のびのびと明るい色柄に、あやしい視線を漂わせるキャラクターで今や大人気の柴田ケイコさん。そんな柴田さんの絵がピッタリはまる、大塚健太さんの文章。おふたりがコンビを組んだ作品ならでは。他作品もぜひチェックしてみてくださいね。
    『おにゃけ』『でんにゃ』(共に、パイインターナショナル)も、肩の力を抜いて楽しめる絵本です。
    (大和田佳世 絵本ナビライター)

この書籍を作った人

大塚 健太

大塚 健太 (おおつかけんた)

埼玉県出身。絵本や紙芝居のおはなしのほかに、 脚本なども執筆している。絵本作品に「いちにちパンダ」 「よるだけパンダ」「カピバラせんせいのバスえんそく」(以上小学館)、 「おにゃけ」「でんにゃ」「虫にんじゃ」(以上パイインターナショナル)、 「フンころがさず」(角川書店)など。

この書籍を作った人

柴田 ケイコ

柴田 ケイコ (しばたけいこ)

1973年、高知県生まれ。奈良芸術短期大学ビジュアルデザインコース卒業。2002年より広告全般、出版物など、イラストレーターとして高知県で活動中。2009年、第10回ノート展準大賞を受賞。2016年『めがねこ』(手紙社)で絵本デビュー。2児の母。おいしものが大好き。

レビュー紹介

表紙の威力!子どもも大人も食いつきます。 受賞レビュー

義母が、孫にハシビロコウのぬいぐるみを送ってくれるほどのハシビロコウ大好きおばあちゃんでして。私は最初「なんですかこの鳥は?」と思ったのですが、見れば見るほど愛着のわく顔で、子どもたちもすぐ「ハシビロちゃん!」と呼んで可愛がっています。

そんな我が家の子どもたちが、この絵本を気に入らないはずがありません(笑)

夕食後、3歳の息子に読み聞かせようとしたら、表紙を見て「おめめこわい!!読んで!!」と大はしゃぎ。それを見た9歳のお兄ちゃんも、「ぼくも聞きたい!」と駆け寄って来て、2人してもう1回!もう1回!と大賑わいの読書タイムとなりました。

私「今度こそ!うごくかなー−?!」
息子たち「うごきませぇぇぇん!!!!」

といった具合に、読み手と聞き手のキャッチボールが楽しめ、家族で笑い転げるひとときが過ごせました(気付けば後ろで夫も笑っていました)

翌朝「ハシビロちゃんのご本、ようちえんに持っていきたい」と息子が言うので、登園の際に「この本ご存じですか?」とお持ちしたところ、「え、なにこれ知らない!絶対おもしろいよね!!!」とこれまた表紙を見た先生方がすごい食いつきぶり(笑)

見ただけでクスっとなってしまうユーモラスな絵がなんとも言えぬ魅力のようです。その日さっそく読み聞かせて頂けて、園でも大活躍のハシビロコウさんでした。

年度末にクラスのママたちで先生にちょっとした贈りものをする習慣のある園で、何にしようかみんなで悩んでいたのですが、こんなできごとがあったため、満場一致でこの絵本を寄贈することに決まるという人気ぶりでした。

(カオリンゴカモシレナイさん)

衝撃の展開でした

主人公は、ハシビロコウ。
このハシビロコウ、動きません。何があっても、動じません。表情一つ変えません。

でも。

ハシビロコウの習性通り、あるキッカケで大胆に活動します。そのシーンの衝撃といったら…びっくりと面白いとで、大笑いしてしまいました。その後の展開も、うふふでした。

主人公のハシビロコウもさることながら、出てくる脇役の動物たちも、負けず劣らずユニーク。

読み聞かせにもピッタリの、一冊。

(こはこはくさん)

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