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ウイルスにマケマ戦隊 ゲンキーズ

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トラといっしょに

トラといっしょに(徳間書店)

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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  笑顔になる!しあわせいっぱい赤ちゃん絵本『ばあ〜っ!』石津ちひろさんインタビュー

子どもからたくさんの絵本のヒントをもらっています

───具体的にはどんなふうに創作をされたのですか?

最初『に〜っこり』を作るとき、あかちゃんだから繰り返しが楽しめる絵本にしたいですね、と編集者とお話しました。「どんなときにしあわせな気持ちになるかな」と考えて、文章を書いていきました。

───ふだんはパソコンで書かれるのですか?

紙に書いたほうがアイディアが浮かぶので、紙に鉛筆で書きます。エッセイのように字数の多いものはパソコンで書いたりもしますけれど。父が鉛筆好きだったので、鉛筆がたくさんあるんですよ(笑)。
あとうちにはプリンタがない…。ふつうの家にあるものがうちにはいろいろないんです。ご飯は圧力鍋で炊くので、炊飯器もないし、あと電子レンジもないの(笑)。

───そうなんですね。石津さんの絵本は、めくって読んでいくと言葉のリズムが心地いいと感じるのですが、何か工夫があるのでしょうか。

絵本のテキストは紙に書いて、声に出して読みます。何回も声に出して読んで、娘に聞いてもらって意見を聞くこともありますし、こっちのほうがリズムがいいかなと自分で気づくこともあります。とにかく声に出して読んで、直して、また読んで、の繰り返しです。できた、と納得できるところまで仕上げられたら出版社に送ります。『ばあ〜っ!』はFAXで送ったかな。

娘からは、あかちゃんのときから今までずっと、いろんな絵本のヒントをもらっています。このくまちゃん、じつは娘が大事にしていたぬいぐるみなんです。くわざわゆうこさんにイメージを伝えるために写真を送ったら、こんなふうに描いてくださって。もらったときは娘はまだお腹の中で、女の子か男の子かわからなかったから、水色のくまちゃんだったの。


くまちゃんと『おやすみ〜』の一場面。

───『に〜っこり』『おやすみ〜』『ばあ〜っ!』でこっちを見つめるお顔が印象的なくまちゃん。まさか実物に会えるとは思っていませんでした!

『ぷっぷっぷ〜』も娘が小さいときのあそび歌がヒントになっています。あかちゃんはご機嫌がいいときぷーぷーと自分でもよく声に出したりしますよね。「ぱぴぷぺぽの音が好きなんだなあ」とわかってから、よく歌を歌ってあげていたんです。
娘の名前がユリというのですが、「おててぱんぱん、つまさきぴんぴん、おならぷー♪」「おしりぺんぺん、ユリちゃんのほっぺはぽちゃぽちゃぽちゃ〜〜…」とほっぺをくすぐるとよく笑うんですね。そんなことを思い出して『ぷっぷっぷ〜』が生まれました。

ぷっぷっぷ〜
ぷっぷっぷ〜の試し読みができます!
作:いしづ ちひろ
絵:くわざわ ゆうこ
出版社:くもん出版

はじめてであうえほんシリーズ『に〜っこり』、『おいし〜い』、『おやすみ〜』に続く、石津ちひろさん作、くわざわゆうこさん絵による絵本の4作目です。 赤ちゃんがこいぬにボールをなげて「ぱちぱちぱち」と手をたたいてみたり、きしゃのおもちゃで遊びながら「ぽっぽー」と声に出してみたり…。身近な場面で、赤ちゃんが大好きな「ぱぴぷぺぽ」の音がたくさん登場する絵本です。今回もお話の最後には大好きなママとパパが登場します! これまでと同様、石津ちひろさんのリズミカルで心地よい言葉と、くわざわゆうこさんのかわいらしく温かいタッチの絵で展開します。 家族みんなでとっても幸せな気持ちになれる一冊です。

───それにしても石津さんは娘さんが小さい頃のことをよく覚えていらっしゃるのですね。

私ね、フィルムの巻き戻しができるんです。映画やドラマでよく「そういえばあのとき…」って場面の巻き戻しがあるでしょう。あんな感じで古い場面が急に頭によみがえってくるの(笑)。
『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)という詩集は、編集者が「あしたをテーマにした詩を書いてほしいんです」って言ったとき、そういえば…娘が小学1年生くらいのときに玄関で「ねえ、ママ。あたしって、並べかえるとあしたになるんだね」と言っていたなあ…とそのときの場面をあざやかに思い出したとたん、案外すんなりと書けましたね。

───記憶が映像になっているということですか?

そう。と言っても、もちろん印象的なシーンだけですよ(笑)。『あしたうちにねこがくるの』(講談社)という絵本も実話。娘が小学校5年生のときに移動教室で子猫を2匹拾って、学校の先生からうちに電話がかかってきたのですが……そのとき連れて帰る子猫を待っているときの気持ちが絵本になっています。最後の「ひゃあー かわいい」の「ひゃあー」は当時よく娘が言っていたセリフ(笑)。

絵本『わたしのひみつ』(童心社)の中に、女の子がありと遊ぶ場面があります。それは、娘をバレエに送っていくとき何気なく「学校の休み時間、何してあそんだの?」と聞いたら、「○○ちゃんが、きょうはユリちゃんとあそばないからね…っていったから、ありさんとあそんだのー」と言うんですね。
私はドキッとしたけれど、娘は「たのしかったよー」と言ったのです。ああ、そうか、と自分の固定観念をくつがえされたような気がしました。いつもまわりに友達がいて、受け入れられているのが楽しくていい人生のような気がしていたけど、そんなことない。長い人生、こういう楽しみを見つけられるほうがいい人生なのかもしれないなあって…。
いつも子どもからは何か教えてもらっている気がします。

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石津ちひろ(いしづちひろ)

  • 1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍中。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞。訳書に『リサとガスパール』シリーズ(ブロンズ新社)他多数。

作品紹介

ばあ〜っ!
ばあ〜っ!の試し読みができます!
作:いしづ ちひろ
絵:くわざわ ゆうこ
出版社:くもん出版
に〜っこり
に〜っこりの試し読みができます!
作:いしづ ちひろ
絵:くわざわ ゆうこ
出版社:くもん出版
おいし〜い
おいし〜いの試し読みができます!
作:いしづ ちひろ
絵:くわざわ ゆうこ
出版社:くもん出版
おやすみ〜
おやすみ〜の試し読みができます!
作:いしづ ちひろ
絵:くわざわ ゆうこ
出版社:くもん出版
ぷっぷっぷ〜
ぷっぷっぷ〜の試し読みができます!
作:いしづ ちひろ
絵:くわざわ ゆうこ
出版社:くもん出版
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