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絵本紹介

2021.08.30

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幼年童話作家アーノルド・ローベルさんの名作『きりぎりすくん』<ブランニュープラチナブック>

絵本ナビがおすすめする「ブランニュープラチナブック」(2021年8月選定)からご紹介

ブランニュープラチナブックとは……?

絵本ナビに寄せられたレビュー評価、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。

「ブランニュープラチナブック」は、1900万人の絵本ナビ読者の評価と販売実績を得て、新しく「プラチナブック」に仲間入りした注目の人気作品。作品を推す読者のコメントを読むと、選ばれた理由がわかります。そんな2021年8月のニューフェイスを、読者の声と共に紹介します。

幼年童話作家アーノルド・ローベルさんが子どもたちに贈る”生き方“のおはなし

  • きりぎりすくん

    出版社からの内容紹介

    旅にでかけたきりぎりすくんは、途中でいろいろな虫たちに会い、世の中にはさまざまな生き方があるのを知る、心あたたまる作品。

    みどころ


    きりぎりすくんは旅に出ます。自分でみつけた道をずんずん歩いて行きます。すると、その道中でちょっと変わった人達に出会います。きりぎりすくんは驚きますが、みんなはそれぞれ自分の生き方を見つけている様子です。きりぎりすくんはそのまま今日も旅を続けていきます。子供の時間って、まさに「旅」そのものなのかもしれませんね。

みんなの声

旅、出会い、自分流の生き方!

子どもの頃大好きだった作者、ア−ノルド・ロ−ベルの作品です。これは、初めて読んだんですが、いつものユ−モアたっぷりで笑わせてくれながらも、生き方についてしみじみ考えさせられる、なかなか素敵な本でした!
きりぎりすくんは旅に出ます。道を見つけてずんずん進んで行きます。最初に会ったのは、朝好きの「おはようぐみ」の虫たち。朝が好きかと聞かれ、好きと答えたきりぎりすくんも仲間に入りかけますが、お昼過ぎも夜も好きなことがわかると、さっさと行ってしまいます。その後も、次々にいろんな虫に会います。りんごに住んでるあおむし、そうじ好きのいえばえ、渡し船に乗っているか、いつも同じきのこにとまる3びきのちょうちょ、ぶんぶん飛んでる2ひきのとんぼ、みんなそれぞれ、きりぎりすくんの価値観とは違います。
それでいいと思います。そこがいいと思います。ぜひ、多くの子供(小学生くらいかな)に読んでもらって、自分流の生き方を探して欲しいと思います。
旅好きのきりぎりすくんは、私の母に似てるな〜なんて思って笑ってしまいました。
(ぼのさん 30代・ママ)

2冊目に

学校で『お手紙』(「がまくんとかえるくん」シリーズふたりはともだち』に収録)を習った息子が、アーノルド・ローベルさんの他の本も読んでみたいと言うのでこちらを読みました。
この本を読んで、人には色々な考え、思考がありいろんな生き方があるのだということを教えてくれているのだろうけれど、まだ息子にはわかりません。しかし、視野を広めてきりぎりすくんのように多くの人に出会って考えを深めて欲しいなと思います。

(びりけんままさん 30代・ママ)

きりぎりすくんがステキ

旅をするきりぎりすくん。途中で一風変わった価値観の持ち主たちに出会うけれど、それを否定することなく受け止め、かといって決して流されることもなく、旅を続ける。
そんなきりぎりすくんの対応があんまりオトナでマトモなので、ちょっと子どもには道徳的すぎるかな?と思いきや、そんなことはなかった。
次々巻き起こるヘンテコな話を華麗にかわすさまはユーモアに溢れていて、小さな読者の心もがっちりつかんでいる。
訳者あとがきで、三木卓さんがこどもへ語りかけるメッセージがとても優しくて、じんわり心があたたかくなった。

(Greeenoteさん 30代・ママ)

この書籍を作った人

アーノルド・ローベル

アーノルド・ローベル (あーのるどろーべる)

1933年アメリカ ロサンゼルス生まれ。高校卒業後ブルックリンの「プラット・インスティテュート」に入学。本のイラストレーションを学ぶ。ポーランド生まれのアニタ・ローベルと出会い結婚。『わたしの庭のバラの花』など、ローベルが文、アニタが作画を担当した絵本も出版されている。『ふたりはともだち』でコルデコット賞次賞と全米図書賞、『ふたりはいっしょ』でニューベリー賞、『どうぶつものがたり』でコルデコット賞を受賞。20世紀アメリカを代表する絵本作家となる。その他の作品に『ふくろうくん』『おはなしばんざい』(以上文化出版局刊)などがある。1987年ニューヨークの病院で他界。

アーノルド・ローベル 作品一覧

この書籍を作った人

三木 卓

三木 卓 (みきたく)

東京都生まれ。詩集『わがキディ・ランド』で高見順賞、『鶸』で芥川賞、童話『ぽたぽた』で野間児童文芸賞、『イヌのヒロシ』で路傍の石文学賞、評伝『北原白秋』で毎日芸術賞など受賞。他の児童向けの本に『おおやさんはねこ』『星のカンタータ』『ほろびた国の旅』『イトウくん』など、翻訳にアーノルド・ローベル『ふたりはいっしょ』などがある。

三木卓 作品一覧

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