しかけをめくると妖怪が登場!今大人気の本格子ども向け図鑑
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絵本紹介
2021.11.25
出版社からの内容紹介
ならの大仏様がどのようにできたのかその歴史を分かりやすく紹介しています。
かこさとしの絵も細かいところまで再現されていて 奈良時代にタイムトリップした気持になる学習絵本です。
この書籍を作った人
1926(大正15)年福井県武生町(現・越前市)生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。1959年から出版活動にかかわり、1973年に勤務先を退社後、作家活動とともに、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめた。また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障がい児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補習校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行った。『だるまちゃんとてんぐちゃん』『かわ』(福音館書店)、『からすのパンやさん』(偕成社)、『富士山大ばくはつ』(小峰書店)など、500冊以上の児童書の他、『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など著書多数。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞。現在、科学、文化、教育に関する総合研究所を主宰。
先日、奈良に旅行に行った際にホンモノの大仏様をみた息子。
大仏様が作られた歴史的背景を知りたがったので、子ども向けに書かれた本を探していてこの本を見つけました。
加古里子さんが書かれた本だけあって、内容はとても本格的です。
対象年齢は、小学校高学年〜、といった感じですね。
まずは平城京、奈良の都が出来た背景から始まります。
そこから、当時の世相から天皇家・藤原家の仏教への帰依、といったことが述べられ、大仏建立にいたる流れが丁寧に書かれています。
仏像が出来るまでの過程は、私も学生の頃歴史で習った覚えがありましたが、建立後に何度も火事や戦で破損したこと、そして何度も修理が行われてきたことなどは初めて知りました。
非常に幅広い内容を網羅しつつ、大仏をめぐる歴史の流れがつかめます。
内容はとても濃いですが、わかりやすく平易な言葉で書かれていて、簡単な言葉以外は漢字に振り仮名が振られています。
大人が読んでも十分興味深い内容でした。
学校で日本の歴史を学ぶ年齢のお子さんにお勧めです。
(あんれいさん 40代・ママ)
夫の母が「表紙の仏さまの表情にホッとするわ。素敵」と、この絵本をとても気に入った風だったので、実はかこさとしさんの作品なんですよと説明。大人向けなのか「加古里子」と漢字で著者名が書かれていたせいか、義母もはじめは気付かなかったようで。
しかし、ひとたびページをめくると、そこは緻密で正確で臨場感あふれる「ザ・かこさとしワールド」です。巨大な大仏と、その造営に挑む人々の小ささのコントラスト。都のマップや、お堂の細密な線画の美しさ。何度もページをめくる義母は、歴史のドラマに浸り、ため息まじりに過去の偉業に思いを馳せているようでした。
日本史に疎い私も、そこはかとなく漂うサイエンス視点からの加古さんの歴史解説に好奇心が存分に刺激されました。いかに長期の大事業であったか、その熱量がいかほどであったかが伝わって来る描かれ方で、少しずつですが隅々まで眺めてしまいました。面白かったです。
10年前に義父が亡くなった時、日本中お寺巡りの旅をして寂しさを紛らわせていた義母。今はあの頃とは見違えるほど元気ですが、先日「復刻版が出たらしいですよ」と一冊プレゼントしたところ、とても喜んで受け取ってくれました。
(カオリンゴカモシレナイさん 40代 ママ)
この本を読み終わる、というのはいつのことになるのだろう。
ましてや絵本なのだからよみきかせ、とはならないかこさんの図鑑のような絵本シリーズは、写真よりもはるかに雄弁で解説がこれでもかというところまで調べられまとめあげられていることにいつも唸らせられます。
時代背景を考慮し、あえてひらがな表記としている「なら」。
大仏を巡る連綿たる時間の流れは、仏教の起こり、宗教の起こりから始まり、教科書にあるような「奈良時代」だけでない時代時代の姿が描かれ、歴史というものがずっと続いていてあり続けていること、そのことを忘れがちな私たちは叱咤されます。
(ぺっちゃんさん 50代 ママ)
小学生の頃図書室でこの本を読んだときに、あの大きな大仏さまが
どうやってできたかを知った時の驚きは今でもわすれられません。
小学2年生の息子は歴史好きで、私よりくわしいくらいなのですが、
この本が復刊しているのを知り、うれしくなって息子にプレゼントをしたところ、とってもいい顔をして読み込んでいました。夕食後から寝るまで手放さない日々が続きました。大人が読んでもおもしろく、しっかりていねいに書かれているのに、やさしい文体で子どもも大人も夢中になって読んでしまいます。大学で歴史を学んでいた夫も、息子が寝た後に、じっくり読み込んでいました。我が家の大事な1冊です。復刊してくれてほんとによかったなと思います。
(うめちびさん 30代 ママ)
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