絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。
絵本紹介
2021.11.24
みどころ
手もなく足もない、全身が鼻の「ハナペタン」。
いけない子を見つけると、ペタンとくっつき離れない!
「ハナいきジェットふんしゃ」「ハナいきチョコチョコさくせん」などの得意技を駆使して、いけない子をおしおきしちゃいます。
順番を守らない子、ママを困らせる子、信号をよく見ない子…など、絵本の中には、いろんな「いけない子」が登場します。
読みながらドキッとする子もいるのでは?
とにかくインパクト抜群のイラスト。
このくらいシュールな方が、説教くさくならなくて良いですね。
しつけになるかはわかりませんが、子どもたちは楽しく読めるはず。
最後まで読めば、「ハナペタン」のはがし方もわかります。
作者は、『もしもぼくがあかちゃんだったら』や『ぼくが見たお父さんのはじめてのなみだ』など、家族の身近なテーマを書き続けている、そうまこうへいさん。
そして絵を手がけているのは『じごくバス』や『カレー地獄旅行』など独特な世界を持つ安楽雅志さんです。
裏表紙の見返し部分には、ハナペタンの「プロフィールおまけ」も載っています。
8月7日(ハナのひ)が誕生日だったり、3人きょうだいだということがわかります。
「ミミペタン」「クチペタン」という他のきょうだいの存在も気になるところ。
ラストまでユーモアたっぷりの、不思議で楽しいおはなしです。
この書籍を作った人
この書籍を作った人
とてもシュールな絵本なので、はじめはちょっとびっくりしたのですが、知れば知るほど気になって、どんどん好きになっていく感じです。
一見、自分がいたずらをしでかす、おふざけなキャラに見えるのに、悪さをする子をお仕置きして歩くって……。でも、正義の味方って、このくらい独特な方が、逆に嫌味がなくて良い気がします。
子どもだけでなく大人にも「このキャラ、面白いよ」とオススメしたくなります。
(クッチーナママさん 40代 ママ)
ハナペタンは体全体が鼻でできていて、悪いことをした子どもや大人にペタンとくっついて、二度と悪さをしないようにこらしめる存在です。
今日は、お風呂から出たのに服を着ないで走り回っている男の子のおしりに、ペタンとくっついてこらしめています。
男の子がどんなに頑張ってはがそうとしても、ハナペタンはくっついたままです。
ハナペタンを自分からはがす唯一の方法は、ただ一つ。
気持ちを込めて30回、「もう やりません」と誓った後、ティッシュをこよりにしてハナペタンの鼻の穴をこちょこちょとくすぐるのです。
どうですか?
大変でしょう?
だったら悪さをしないこと。
そうすればハナペタンにこらしめられることもなく、快適に過ごせますよ。
(めむたんさん 40代 ママ)
「ハナペタンって何?」と絵本を読む前から興味津々だった娘と息子。
そんな娘と息子の期待に応えてくれる、インパクトのある「ハナペタン」のお話でした。
娘も息子も「ハナペタン」が気に入ったそうです。
「ハナペタン」、ぜひ、実在してもらいたいです。
(さくらっこママさん 30代 ママ)
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