《スペシャルコンテンツ》インタビュー

───もしよろしければ、アリスンさんとお母さんの忘れられない出来事やお話を教えていただけますか？

私の母は、愛情深い人で、わたしを妊娠したと知った時からずっと愛で包んでくれました。わたしは、母の愛を1度も疑ったことがない、それが私の人生の宝物です。

───日本のみならず、世界中のお母さんたちが、急速に変化していく世界の中で、どのように子育てしていくか戸惑いながらも頑張っています。母親として考えなくてはならないことが山ほどあります。そんなお母さんたちにアリスンさんからの励ましのメッセージをお願いできますでしょうか。

親愛なる「お母さん」たちへ
この急速に変わっていく世界での子育ては、戸惑うことや大変なこともたくさんあると思います。わたしの3人の子どもは、インターネットが使われ始めた頃に生まれて、今は10代後半になりました。
みなさんと同じように、子どもたちを育てるのに全身全霊をささげて、心配し、気にかけ、見守り、待ち続けました。この世界で生き抜くために必要な強さや自ら立ち直る力を身につけるようにと願ってきました。いつの時代もずっと変わらず、これが「母親（父親）の人生」なんだということ。そのことでわたしたち親はみな同じことを背負っている。だからお互いを助けて支え合うことができるのです。

───3人のお子さんのお母さんとして、子どもを育てるときに気にかけていたこと、考えていたことはありますか？ 子育てのヒントがあれば教えて下さい。

わたしが子どもたちに描いた大きな夢は、強く、柔軟で、愛情深く、何より優しく育ってほしいということでした。今のところ、わたしの夢は叶っています。ほとんどの親は子どもに対して、できる限りの最善をつくしていると思います。それはとっても大変な仕事ですが、新しい命に対して責任をもつという、素晴らしい名誉なことでもあります。世界中の人たちがみな同じように努力していると思うと、わたしも励まされます。わたしたちはみな一緒だ！ ということを思い出させてくれた、日本の素晴らしい読者に心から感謝します。

───ありがとうございました！

●ピーター・レイノルズさんからのメッセージ

インタビュー：主婦の友社編集部
記事・構成：掛川 晶子（絵本ナビ編集部）
編集協力：富田直美（絵本ナビ編集部）

翻訳者・なかがわちひろさんへのインタビューはこちら！＞＞
※こちらのインタビューは2012年7月公開のものです。