●あいうえおの文字と2語のことばで一つの絵になる『あいうえお ことばあそび』
- あいうえお ことばあそび
- 絵:そね えつこ
- 出版社:島屋六平
知育絵本の新シリーズ創刊!「あひるのあくび、いちごのいす・・・」ゆかいな絵とことば遊びで、笑いながら覚える「あいうえおの本」ことばが出始めたお子さんにぴったりの知育絵本。かわいく楽しい絵を指さしながら語りかけの文を読んで、繰り返し遊べる丈夫な角丸貼り合わせ。小さなプレゼントにも最適です。 「あいうえお」が語頭につくことばを2語組み合わせて、絵とともに楽しいことば遊びにしました。小さいお子さんに身近なもの(名詞)を中心に集めましたが、すこし難しいことば(動詞や形容詞)も入っています。絵を見て気づいたことばから始めて、少しづつ他のことばも教えてあげてください。親子de絵本、たからものの時間をごいっしょに!!
───『あいうえお ことばあそび』は、どんな所にこだわって作りましたか?
中山:「あひるのあくび」のように、2つの言葉を組み合わせて1つの単語になっていることと、「あひる」と「あくび」のように、2つの言葉の頭音を同音にしたことです。あいうえおの絵本は、「あ」は「あひる」という1語で紹介するものが多くあるので、ことば遊びもかねて2語ずつのあいうえお絵本にしました。少しレベルが高いかも知れませんが、読者がわかる範囲で楽しんでもらえたらと考えました。その楽しさが、あいうえおの文字とも結びついて知育の助けになることも狙いです。
なによりそねえつこさんの発想力とゆかいなイラストの力で、ユニークな本になったと思っています。
───年齢によって理解できる言葉が限られている中、同じ音で始まる2語の組み合わせを考えるのは、大変だったのでは?
───1歳で読み終えたら卒業ではなく、2歳3歳と長い間読み続けて欲しいという思いが込められているんですね。
●『かぞえてみよう 1・2・3』は数字・掛け言葉・ゆび遊び・英語の4つの要素をぜいたくに
- かぞえてみよう 1・2・3
- 絵:かいち とおる
- 出版社:島屋六平
知育絵本の新シリーズ創刊!「いちごが1こ。にんじんが2ほん」数え歌のような文と絵と指の形で10までの数を楽しく学ぶ。英語付きことばが出始めたお子さんにぴったりの知育絵本。かわいく楽しい絵を指さしながら語りかけの文を読んで、繰り返し遊べる丈夫な角丸貼り合わせ。小さなプレゼントにも最適です。 1から10までの数の概念を、絵と数字と指の形で示しました。ことばかけの文も数字の掛けことばになっています。絵を指さしながら親子で「かぞえてみよう」。わんころクンが何処にいるかも探してみましょう。英語の数え方はオマケです。お子さんの興味にあわせて教えてあげてください。親子de絵本、たからものの時間をごいっしょに!!
───数の概念や数え方を教える『かぞえてみよう 1・2・3』は、ファーストブックとしてはページに盛り込まれている要素が多いですね。数字はもちろん、「1」の場合は「いちご」という語呂合わせ、さらに指で数える絵に、英語まで入っています。
中山:それも、長い間繰り返し読んで欲しくて入れた要素です。はじめは「1はいちご」で終わってしまうと思いますが、少し大きくなると、画面をよく見て「いちごが1こ」と言えるようになり、さらに「1は指でどうやるのかな」「1は英語でなんていうの?」などと広がるようにしました。自分たちの手で作る絵本には、2度3度おいしい要素が欲しいなと考えていたことを、うまく実現できたのではと思います。英語を加えたのは、今後幼児教育にも英語が取り入れられる動きがあるので、長く読んでもらう本として入れておきたかったんです。
───いちごは「1こ」、救急車は「9台」という風に、数の数え方の違いもわかるようになっていますね。さらに、どのページをめくっても、「わんころくん」というかわいい犬のキャラクターが!
中山:そうなんです。「わんころくんと遊びながら数えてみましょう」というストーリー仕立てで、数を覚えていくという風に作りました。
●県内に動物園がない新潟っ子に動物園の楽しさを届ける『どうぶつえん だいすき』
- どうぶつえん だいすき
- 絵:とりごえ まり
- 出版社:島屋六平
知育絵本の新シリーズ創刊!パンダからカピバラまで、動物の表情がかわいい絵と特徴を語りかける文で動物園に行ったような楽しさ。ことばが出始めたお子さんにぴったりの知育絵本。かわいく楽しい絵を指さしながら語りかけの文を読んで、繰り返し遊べる丈夫な角丸貼り合わせ。小さなプレゼントにも最適です。 いろいろな動物たちと触れ合える「どうぶつえん」は、幼児の大好きな場所です。左右ページの組み合わせから、なき声や、大きさ比べ、もようの違いなど絵を見ながらお話してください。さる山、子ども動物園など場面構成のページは、お子さんが大好きな人と一緒に行った時の思い出とともに楽しめるといいですね。親子de絵本、たからものの時間をごいっしょに!!
───『どうぶつえん だいすき』は、『ハリネズミのくるりん』(文溪堂)や『ももんがモンちゃん』(学研)など、動物が主人公の絵本をたくさん描いている、とりごえまりさんが絵を描いています。動物の大きさや模様などの特徴がしっかりと描かれていて、かわいらしさもあって、見ているだけで楽しくなります。たくさんの動物が登場して、実際に動物園を見て歩いているような構成ですね。
中山:実は、新潟県には動物園がないんですよ。
───そうなんですか!?
───ページひとつとっても、親子で楽しめる工夫があるんですね。売り場では、動物の本は人気がありますか?
中山:そうですね。でも動物が全部載っている本というと、本格的な図鑑になってしまうんです。そうすると本が大きくて分厚く、値段も高いため、お子さんが「これ欲しい!」とおねだりしても、親御さんがその願いを叶えてあげられないという場面を、売り場で目撃することもありました。だから、小さいけれど本格的な動物図鑑に近いような絵本を作りたかったんです。そのコンセプトに、とりごえまりさんのリアリティがある絵がピッタリして、良い本になったと思います。
●乗り物と働く人がいっしょの絵に入っている『かっこいい のりもの』
- かっこいい のりもの
- 絵:にしかた たくし
- 出版社:島屋六平
知育絵本の新シリーズ創刊!消防車からロケットまで、一度は乗ってみたい乗り物大集合。運転する人や役割、音もよくわかる絵と文。ことばが出始めたお子さんにぴったりの知育絵本。かわいく楽しい絵を指さしながら語りかけの文を読んで、繰り返し遊べる丈夫な角丸貼り合わせ。小さなプレゼントにも最適です。 幼児が大好きな「かっこいい乗り物」を運転する人と併せて構成しました。左右ページの組み合わせから、それぞれの乗り物の役割や音をことばに出して言えるように文章を工夫しています。持っているミニカーと比べたり、見たり、乗ったりした時のことなどたくさんお話ができるといいですね。親子de絵本、たからものの時間をごいっしょに!!
───『かっこいい のりもの』は、消防車やパトカー、バスやタクシーなど、日常でよく見かける自動車から、新幹線や客船、ロケットまで登場する、盛りだくさんの内容です。この本のこだわりは、どこでしょうか?
───絵本で描かれている絵を題材にして、ご家庭でいろんな話をしながら、楽しんでほしいという狙いなんですね。
中山:そうです。吹き出しの説明文は幼児には少し難しいかもしれませんが、お子さんが絵を見ておしゃべりする言葉をキッカケにして、大好きな乗り物の役割や見どころなどいろいろなお話に広げて欲しいなと思います。そして、新しい言葉や文字の読み方への学びの発展にも繋げていければ素敵ですね。それが「ろっぺいブックス」シリーズ全体のコンセプトになっています。
───4冊それぞれに、狙いやこだわりがあるのがよくわかりました。
最後のページでは、発売されたばかりのシリーズ第2弾、そして年末に発売予定のシリーズ第3弾についてお話を伺います。