
「トロイヤの馬」「キリコ・キリコ」「ローマン・キッド」など4編を収録。

芸術のコレクションや、彫刻などが謎解きのカギとして出てくるミステリー4篇を収録。
「トロイヤの馬」エラリー・クイーン 1939年
スポーツの試合中に起きた宝石の盗難事件を推理する話
「キリコ・キリコ」北森鴻 2001年
絶縁していた親族からの遺品相続に関する謎解き
「ローマン・キッド」ポール・ギャリコ 1961年
古代の遺跡にまつわるミステリと恋愛
「六つのナポレオン」コナン・ドイル 1904年
シャーロックホームズが挑む、奇妙な盗難事件
2つの作品は、外国の文化や歴史などに明るいと、よりお話が楽しめると思った。外国人の感覚が新鮮で、謎解きよりも、男女の恋愛の作法や、強烈な差別意識などに触れるのが面白かった。
キリコ・キリコは、日本人作家が書いたものなので、情景が想像しやすく、感情移入もしやすくて、よりリアルな感じで楽しめた。
いずれも大人向けの作品だと思った。中学生以上なら、楽しめるかもしれない。洋楽や洋画が好きな人向け。
文字が大きく、物理的には読みやすい。
異文化を試したい人におススメします。
(渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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