夏休み、祖母の家にむかう道で、祖母への思いを重ねていくぼく。心地いい文章と叙情的な絵が、懐かしい田舎の風景を思い出させてくれる。孫から祖母へのメッセージ絵本。
主人公の男の子は、電車から色々な道を見ながら思います。
ぼくは あのみちを あるくだろうか。
そして、否と思います。
男の子が歩きたいのは、このみちです。
おばあちゃんの家へと続く道です。
おばあちゃんの孫として生まれたことが嬉しい男の子にとって、何度でも歩きたい道です。
道はたくさんあるけれど、ぼくの大事な道は、このみちなんです。
詩のような文章と柔らかい絵で創られた、静かな絵本です。
少し大人なお子さんに合いそうです。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子19歳)
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