第二次世界大戦下、ナチスの反ユダヤ政策に対抗し、ユダヤ人障害者たちを救ったドイツの英雄、オットー・ヴァイト。彼に助けられたインゲ・ドイチュクローンの子ども時代の視点から書かれた、功績をやさしく分かりやすく紹介する絵本。
目が不自由なのに、自分はドイツ人なのに、ユダヤ人の命を守るためにナチスに立ち向かった人がいたということを、今まで知りませんでした。
淡々と描かれているけれど、自分の命をかけての行動に気持ちが引き締まります。
歴史の中に埋もれている事実はまだまだあるかもしれないけれど、あの戦争が忘れ去られる前に、ひとつでも掘り起こして、伝え次ぐことが必要だと思います。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
|