実績のある語り部たちが一堂に会した画期的シリーズ。古い伝承や昔話だけでなく、現代民話や災害伝承など、今伝えたい多様な語りを収録。本巻は荒石かつえ、望月新三郎。
二人で行う語り聞かせの旅も変わっていますが、後半で語られる戦争の話、付属資料に収められた、沖縄の旅と沖縄での語り聞かせに思いを熱くしました。
昔話、民話を語り聞かせるということは、人に伝えるということだと、改めて感じました。
そう思うと、戦争の事も同じですね。
何を伝えるかは別として、伝える気持ちがなければ、話したことが宙に浮いてしまうのかも知れません。
民話の面白さに加えて、読み聞かせの必要条件について、感じさせられた一冊です。
読み聞かせをしている方にお薦めです。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
|