史上最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞したマララのこれまでの道のりを伝える絵本です。 パキスタンの美しいスワート渓谷に暮らすマララは、学校が大好き。 でも、武装集団のタリバンが来てから生活は一変しました。「女の子は学校へ行ってはいけない」という命令が出されたのです。 マララは勇敢にもお父さんのジアウディンといっしょに「女の子にも教育を受ける権利がある」と訴えつづけ、 あの痛ましい銃撃事件が起きました。そのあとマララはどうしたのでしょう。マララは、今もすべての子どもたちが教育を受けられるように、精力的な活動をつづけています。
ノーベル平和賞をとったマララさんの人生の絵本。
突然、女は教育するなとなってしまった意味の分からない政策、大人の圧力に負けず、学ぶことをやめず、学びたいと訴え続けるマララのとてつもないパワーが穏やかな文章から伝わってきます。
日本にとっては当たり前のこと、でもそうじゃない世界があるっていうこと、理不尽な命令に負けずに戦った人がいるから今があるということ、子どもには難しいかもしれないけれど、大切なことがしっかりと伝わってきました。 (みっとーさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子7歳)
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