トモヤは、病気のためにベッドですごすおじいちゃんと「ちきゅうかんさつたいごっこ」をしている。まわりのものをしっかりかんさつして、発見したことを隊長のおじいちゃんに報告するのがトモヤのしごと。土手にたんぽぽが咲いたこと、にがてなクラスメートのことなど、小さな発見をわかちあうよろこびは、ふたりの心をあたたかくつなぎ、トモヤの成長をみちびいていく。
主人公のトモヤと寝たきりのおじいちゃんのふれあいを描いた作品。文字は多めですが全ページカラーのイラストが載っているので低学年の子でも飽きずに読めると思います。
前半でおじいちゃんが「うちゅうかんさつたいにえらばれるかもしれない」と言った時点でこの先の展開が何となくわかるのでそこからすでに私は目頭が熱くなっていました。
おじいちゃんと触れ合い、別れを経験して心の成長をする、感動するお話です。 (fumiさん 40代・ママ 男の子7歳、男の子0歳)
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