ゲームクリエイターは子どもに人気のある職業ですが、ゲーム業界にはゲームを作る仕事だけではなく、様々な職業があります。また、eスポーツという言葉は聞いたことがあっても、実際にはどんなものかわからないという人も多いかもしれません。
『ゲームで生きるスゴイ人たち(1)』は、そんな「ゲームを仕事にするってどんなことだろう?」という素朴な疑問に答えてくれます。
例えば「セキュリティエンジニア」。ゲームを作るのではなく、ゲームを遊ぶ人やゲームそのものを守る仕事です。最近ではオンラインで遊べるゲームも増え、世界中の人と一緒にプレイすることができるようになりました。しかし、中には正しくない方法で遊ぶ人もいます。そんな人たちの行為を見過ごさず、正しく遊んでいる人が楽しく遊べるように日々調査や対策を行っているのがセキュリティエンジニアなのです。ゲームは作ったら終わりではなく、その先にも多くの人々に支えられていることが感じられます。
この他にも、ゲームディレクターやeスポーツ選手、ゲーム教育者など、15種類の職業が丁寧に紹介されています。ゲームの仕事をしたいけど、どんな仕事があるのかわからないという子にとって、さらに一歩進むための良い手がかりになるのではないでしょうか。
(近野明日花 絵本ナビライター)
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