日本国内では平和であると感じられる第二次大戦後も、世界の各地で、悲惨な戦争・紛争が起き続けている。 地図と、豊富な写真を用いて、争いの現状と原因を分かりやすく説明する最新シリーズ。 第1巻はヨーロッパ・アメリカ編。
世界を巻き込んで問題化した、ロシアのウクライナへの軍事侵攻ですが、どうしてロシアがそこまでの行動を行い始めたのか、冷静に考えるのにはわかりやすくまとめられた本です。
ウクライナ問題に注視するだけでなく、社会主義国家で起こった紛争や戦争についての事項を加えられただけに、根深さも感じました。
世界各地で戦争・紛争が起こっていることを理解するシリーズですが、この巻をヨーロッパ・アメリカ編としたことは、あまり効果的ではなかったかも知れません。
紛争・戦争は、地域性よりも、その特性によって整理された方がわかりやすいように思います。
何よりも、戦争・紛争がどうして起こるのかを理解した上で、どうしたら平和でいられるのかを考えることが重要です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
|